M7(マグニフィセント・セブン)とは?

M7(Magnificent Seven)は、アメリカを代表する7つの巨大テクノロジー企業の総称です。2023年に金融情報誌バロンズが命名し、その圧倒的な市場規模と成長性から世界的に注目を集めました。
「マグニフィセント・セブン」は元々1960年代の「荒野の7人」というアメリカの西部劇映画の題名でした。さらに元を辿れば黒澤明監督の「7人の侍」→「荒野の7人」です。
この映画になぞらえて現在の優良銘柄を「M7(マグニフィセント・セブン)」と命名したとされています。

M7の構成銘柄

アルファベット(Google)
アマゾン
アップル
メタ(旧フェイスブック)
マイクロソフト
エヌビディア
テスラ

特徴

【S&P500指数の約3割を占める巨大規模】
2023年末時点で、M7の合計時価総額はS&P500指数の約3割に達し、市場全体に与える影響力は非常に大きくなっていました。

【驚異的な成長率】
2023年、M7はS&P500指数の成長の76%を占めるほどの驚異的な成長率を記録しました。これは、他の銘柄がほとんど成長していないことを示しており、まさに米国の株式市場を牽引する存在と言えます。

【高い投資の人気】
M7の成長性と安定性から、投資家の人気を集めています。投資信託やETFなどでもM7に集中投資する商品が多数登場しており、今後もその人気は続くことが予想されます。

2024年以降の展望

2023年の目覚ましい成長を受けて、2024年以降もM7の勢いは続くと予想されています。しかし、経済情勢や競争環境の変化などにより、各社の業績は個別に変化していく可能性もあります。投資家にとっては、個々の企業の状況をしっかりと分析し、慎重に投資判断を行うことが重要となります。

M7以外にも注目すべき企業

M7以外にも、成長著しいテクノロジー企業は多数存在します。
例えば、半導体メーカーのAMDやASML、クラウドサービスのSalesforce、ストリーミングサービスのNetflixなどが挙げられます。
投資家は、M7だけに固執するのではなく、幅広い視点で投資先を検討していくことが重要です。

M7は、アメリカ経済を支える巨大テクノロジー企業集団です。今後もその成長が期待されますが、投資判断を行う際には、個々の企業の状況を分析し、慎重に検討する必要があります。